3.11 あの時から。

忘れられない。今日。3.11。

あの震災からネイリストとして想うことを。

あれから6年。あのとき、産まれたお子さんが

4月に小学生になるというニュースを観て。

そうかぁ。と時の流れを感じます。

時の経過とともに日常生活を取り戻した方も多い

反面、困難な状況の中、復興への長い道のりを

覚悟しながら、必死に前に進もうとがんばっている

人達もたくさんいらっしゃいます。

6年前のあのとき。

お店にいて、お客様の安全確保を終え、お店に戻り

とてつもない光景を見て、後からじわじわと

とんでもないことが起きたんだと怖くなりました。


わたしの実家は、若林区の荒浜地区。

でも、そのとき情報が何もなかったので、

まさか津波がきてたことすら知らず。

夜中に、連絡がとれない母が無事と知らせをうけ

涙がとまりませんでした。

家は流されましたが。しかたないです。

それから、数日後 モダン・クラフトで水道、ガスが使用できる

お店で会社の美容師さん達が、無料でシャンプーの

提供をはじめました。

残されたネイリスト達。何も力になれない。

わたしたち、何ができる??何をする??

できること!!そうだ!!お店の前に立ち、温かい

飲み物を配ろう!と。

何かしないと。何もしないのが、不安な日々。

こんな明日どう生きていくかの状況で、ネイルなん

て誰も求めていない。非常識だ。って。

ネイリストなんですが、そんな事を思っていました。

数日、お飲物をお配りする日々。

ある日、お湯を沸かしに、店に戻ると

あれ?電話なってる??

電話に出るとお客様から

「あの、ネイルオフしたいんです、やってますか?」

「ええ!もちろんです!!」

その後も、お電話がなる。なる。

震災から約1週間で、お店を再開。

いろんなお客様にお話を聞くと。

「爪が、片づけで割れてしまいどうしようもなくて」

「震災の夜、救助を建物の上で待ち、たくさんの苦しむ方々を見て、ネイルをみると思い出すからジェルオフしたい」

「ボロボロになっていく爪をみると、気持ちが下がる」

たくさんの方々に出会い、いろんなお話を聞き、

ネイルなんて。こんな状況下で。

なんて気持ちが吹っ飛びました。

「女性は身だしなみが整うと復興への活力になる」

ネイル。割れた爪が治ったり。ピカピカになったり。

ささくれがなくなったり。きれいに色づいた

指先をみると。

生きるパワーが湧いてくる

「パワー注入してくれて、ありがとう」

大変な方を亡くされた状況の中のお客様から

頂いた、お言葉でした。

わたしは、あの震災からたくさんのことを学びました。

たくさんの方々に助けられ、感謝でいっぱいです。

そして、もっともっとネイルが好きになりました。

仕事ができる喜び、たくさんの方々を笑顔に

できるこのネイリストという仕事に誇りを

持ち。このネイルという魅力をたくさんの

方々に伝えていきたいと☺︎☺︎☺︎心から。

長くなりましたが、毎年、3.11には、ネイリストと

して想うこと。でした☺︎☺︎








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